沖縄慰霊の日の6月23日、宇都宮市南図書館で「第7回島守忌俳句大会」の表彰式を行いました。
俳句大会は、投句を通し太平洋戦争末期に沖縄県警察部長を務めた宇都宮市出身の荒井退造や当時の沖縄県知事島田叡(しまだあきら)(神戸市出身)を顕彰し平和を希求することが狙い。沖縄県で始まり2021年の第5回まで沖縄県内で有志が主催し、前回からNPO法人「菜の花街道」が継承して栃木県で開催しています。
最高賞に那須の平岡さん
最高賞の栃木県知事賞には那須町、平岡丈子(ひらおかたけし)さん(81)が選ばれました。
平岡さんの作品は「偕老のいまも鶴折る島守忌」。速水峰邨(はやみほうそん)県俳句作家協会長(85)ら選考委員は「追悼の念が深く感じられ、平和を願う思いも込められている」と評価しました。本県からは約30人が投句、県内外から計135句が集まりました。
栃木県知事賞
平岡丈子(那須町)
宇都宮市長賞
平野暢行(宇都宮市)
宇都宮市教育長賞
金城幸信(沖縄県)
下野新聞社長賞
二宮健 (兵庫)
明治大学校友会栃木県支部賞
見目春江(さくら市)
田村洋三賞
赤沢雅彦(宇都宮市)
荒井退造賞
辺野喜宝来(沖縄県)
初開催の中学生作文大会の入賞者も表彰
作文部門は県知事賞に宇都宮市清原中3年加藤咲凪(かとうさきな)さん(14)が選ばれました。
当法人の荒井俊典代表は、「作文の応募が伸び悩んだので、顕彰の輪を今後も広げたい」と話しています。
栃木県知事賞
加藤咲凪(宇都宮市清原中)
宇都宮市長賞
谷田悠真(宇都宮市上河内中)
宇都宮市教育長
印南陸(〃)
下野新聞社長賞
江連将太(〃)
明治大学交友会栃木県支部賞
高橋陽音(〃)
田村洋三賞
高橋広翔也(〃)
荒井退造賞
石川結月(〃)